阿部産業フィロソフィー手帳 -Abe industry brand- 6
阿部産業の”おきて”フィロソフィー手帳を紐解いていきます。
今回は、経営の原点12ヶ条の4~6条です。
経営の原点12ヶ条~全員参加経営の為に~
第4条 誰にも負けない努力をする(地道な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける)
結果が皆の目に見えるからと、「自慢できて会社にお金を残せるハデな仕事」を”カッコ良い”と長年思ってきていました。でも今は違います。地味な仕事をコツコツとやって”お客様に信頼が得られる”ことが一番良いと気が付きました。地味で地道な仕事は、人には分かりにくいので、認められにくいものです。人が気が付きにくいいところを気が付く人間に、私はなりたいと思っております。率先垂範を第一に。
第5条 売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える(入るを量って、出ずるを制する。利益は追うのではない。利益は後からついてくる)
イエローハットの創業者鍵山秀三郎氏の『凡事徹底』という本があります。その中で鍵山氏は「枠はできる限り小さく使う」と言っております。会議や宴会でがあれば時間より少し早めに切り上げ、予算があるからと経費を使い切らないそうです。足るを知るということでしょう。倹約は社員さんが一番最初にできる経営です。売上は高い方が良いに決まっていますが、経費もじゃんじゃん使って利益が出ていなければ、会社経営の意味がありません。骨身に染みる今日この頃です。
第6条 値決めは経営(値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である)
私がリフォーム事業部の部長になった時に、安ければ安いほどお客様が喜ぶと思って値引きを一つの武器として営業している時期がありました。でも、値引きしたお客様の満足度はイマイチでした。お客様いわく「そんなに安くできるなら最初から安くしてよ。そうしたらもっとイイものに変更したのに」。それからは、値引き戦略ではなく、”納得戦略”です。儲かると思ってやった仕事は、自分もうれしいし、社長も喜んでくれるし、お客様の満足度も高いものです。
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